web2.0的社会に期待していること(3)

少し間が空いていたが、またイメージが固まってきたので、続きを。
(前回分はこっち(1)(2)です。あまり脈絡はないですが。。。)


今日は産業革命について。
ミーム革命ともいえる。


(これもある一側面からの観点であるが)
産業革命が本当に進行するのは、革新的な技術が生まれたのちに
それがその時代の人の意識を変え、行動を変えるフェーズにあると思う。


人のものの考え方が変わる。


これってすなわちミームが変わるということだ。
それまで勢力を持っていたあるミーム生活様式)を、
「技術」という後押しを得た別のミームが駆逐する過程が産業革命なのだと思う。


そしてそれまでの時代とは非連続なほどに大きな変化が現れる、
という特徴もある。これが創発にあたると思うのだ。


これを現代にあてはめてみると、
インターネット技術というものが、産業革命を起こすのに、
これよりふさわしいものは無いと思えるほどはまっている。


ミームを人間の脳の中にある思考(情報)の単位だとする。
これまでこのミームの伝播手段は限られていた。

  • 人と人との直接的なコミュニケーション
  • 本(紙媒体・文字)や伝承、伝説
  • 最近で言えば、テレビ


人と人とのコミュニケーションや、本といった
古くからあるミーム媒体は、(コミュニケーションとしての)聞く、読むといった
能動的な作業を伴うので、その対象者に対する伝播力は強いと思う。
ただし、ミームの目的である自己のコピーを増殖させるという点からすると、
対象の絶対数という点で弱い。


「テレビ」は、ミームを伝播、普及させる力が強い。
特に不特定多数の相手に対して、絶対数は非常に大きいものとなる。
ただし、こちらは受動的な行為なので、
(潜在意識に刷り込まれているのかもしれないが)伝播力自身はそれほど強くない。


インターネットの世界は、
よく言われていることだが、この両者のいいとこどりな性質をもっている。


特にWeb2.0的なネット社会になったことでますます、
不特定多数の人間が不特定多数の人間に対して発信する
という傾向が強まっている。
そしてGoogleが世界中のミームを塗り替えた言っても過言ではない、
情報は能動的に得るものという新しい常識が、
変化のスピードをどんどん上げている。


その結果、
新しい技術に後押しされて新しいミームが増殖しだしている


産業革命が、今まさに起きているように思うのだ。


このWeb2.0的なネット技術が、
なぜ産業革命を起こしうるのかということに関して、
もう少し思うところがあるが、きりがないので今日はここまでにしよう。


ちなみに、、、
近藤本と梅田本欲しい!
です!