ミーム

人間とは何かという問に答える科学

遺伝子と環境のズレを是正することが求められている。わたしたちはどこから来てどこへ行くのか?―科学が語る人間の意味作者: 佐倉統,木野鳥乎出版社/メーカー: ブロンズ新社発売日: 2000/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件…

情報の絞り方

最近よく情報の絞り方について考える。 これまでは情報を受け取る総量をとにかく増やして、 それをさばくというやり方が一つあるかなと思っていたが、結構限界があるなと。 それと受け取る情報は選ぶべきだという面白い逸話をよく思い出す。僕が好きなミーム…

ネットがあれば履歴書はいらない 情報洪水の悪化と検索の未来

これからのネットには、多くの人とってどうでもいい情報がもっとあふれ、自分が受け取ることになる情報も莫大に増えることになる。 つまり「無駄な情報をいかに取得しないか」というスキルやサービスが必要とされる時代に入るのだと思う。ネットがあれば履歴…

メディア公共財の明日

本当の問題は何? 「世界のグーグル化とメディア文化財の公共的保全・活用」に行ってきました。 趣旨 グーグル等のグローバル企業によってあらゆる形態のコンテンツが市場システムに組み込まれていくなかで、学術書籍やドキュメンタリー等の映像作品、写真、…

Charter for Compassion

TED translation デビューしました。 Karen Armstrong: Let's revive the Golden Rule | Talk Video | TED.com (日本語にしてみてください。) 内容はそもそも素晴らしいのですが、レビューして下さった方々のおかげで、ものすごくステキな文章に生まれ変わ…

遺伝子 vs ミーム

ミーム研究の発展はこれからなのではないだろうか。遺伝子vsミーム―教育・環境・民族対立 (広済堂ライブラリー)作者: 佐倉統出版社/メーカー: 廣済堂出版発売日: 2001/08/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (8件) を見る日本…

日本語が亡びるとき

遅ればせながら、やっと読了。 英語の世紀が始まることへの覚悟というか強迫感というかを感じつつも、 豊かな日本語に触れることの豊かさを思い出させてくれた一冊だった。日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売…

パックス・ロマーナ

実はまだその時代までは読んでないのだけど、、、 新婚旅行中は、時間が大量に贅沢に使えるということが予測されていたので、日頃なかなか読まないような大作を読もう!と事前に決めてあり、前々から読もうと思っていた大作を持っていきました。ローマ人の物…

捨てる技術

怒濤の結婚式準備でいっぱいいっぱいなのですが、その中で一つ気づいたことを。 実家から荷物を引っ越しているのですが、新居には余りモノを持っていけない。 でも、僕はモノが捨てられない質だったので、部屋はモノであふれ返ってます。 コレを解決するため…

Every Breath の感想(1)

エヴリブレス作者: 瀬名秀明出版社/メーカー: TOKYO FM出版発売日: 2008/03/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 113回この商品を含むブログ (16件) を見る「生命とは何か」 本書の中で何回か引用がでてくる本の題名だが、 それがこの本の、瀬名秀明さん…

オープンソース

最近ずっと聞いてます、メルト。 で、先日ここに書いた内容を ちょうど順番が巡ってきた勉強会でのトピックとして話したのだけど、 その時にあった反響は「オープンソースだね」というものだった。 まったくその通りだなーと思った。 この「メルト」にまつわ…

ニコニコ動画内のミーム(〜メルトの発展をみていて)

最近土日はとある作業に没頭しているため、ブログ書くのも控えていたのだけど 今日はイロイロと刺激が強い日だった。 「メルト」という曲に関して、ニコニコ動画内の世界の動きが面白い。「メルト」は、2007年12月7日に Ryoさんによって投稿された初音ミクオ…

生物と無生物のあいだ(2)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1120件) を見る他にも面白かったのは、 われわれの身体がこれほど大きい理由。 これはシ…

ルノワールは無邪気に微笑む

これは「本が好き!」の献本ではなく、以前に買ったもの。ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)作者: 千住博出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (27件) を見る日…

ミームとコード

久々に自分の部署に対して業務改善を仕掛けようとたくらんでいる。 アプローチは2通りで、1つは人の心に勢いをつけるというところがターゲットで、 もう1つは純粋なシステム開発期間短縮のための改善。 2つ目のシステム開発期間短縮のアイディアはこんな感…

文明

今年の夏休みは、数年来の夢だった釧路湿原のカヌーに行った。 あいにくの雨だったが、それが静かな釧路川の雰囲気を引き立てて むしろよかったように思う。 カヌーをしていて一番感じたのが、自然の静寂さ。 釧路湿原を流れる釧路川は近隣に住宅はほとんど…

ハイ・コンセプト(7)

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見る最後は、「生きがい」。 私たちの多くが物…

ハイ・コンセプト(6)

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見る次は「遊び」。 ヘンリー・フォードの流れ…

ハイ・コンセプト(5)

間が空いてしまった。 親知らずを抜いて以来、頭痛がひどくなって仕事をするので精一杯になっていた。 やっと回復の兆しが見えてきたので、つづき。ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠…

ハイ・コンセプト(6)

次は、「共感」。 共感は、想像力によりもたらされる大胆で驚くべき行動であり、 究極のバーチャル・リアリティなのだ。 他人の心に入り込み、その人の視点で世界を体験するのだから。 これを読んで思うのは、「物語」能力というものが「共感」に深く関与す…

ハイ・コンセプト(4)

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見る物語の次は、「調和」。 パターンを認識す…

ハイ・コンセプト(3)

間が空きましたが、つづき。。ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見る コメントを…

ハイ・コンセプト(2)

つづき。ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見る 今日は2番目。 (デザイン、物語…

ハイ・コンセプト(1)

読んじゃった。ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見る349ページ。 3日間くらいか…

言語体系をコピーする

僕は「平成・進化論。」というメルマガを 1年以上読んでいるのだが、ここ数日のテーマは 「成功者の見よう見まねをするのではなく、言語体系をインストールすべき」 といった趣旨の話だった。 非常に納得のいく話だ。 誰かが行ったある行為を「模倣する」と…

宗教

宗教と政治の話はするな、 というが、ミームを考えていく上で、 宗教も政治も、避けては通れない話だ。 どちらも、もっとも強い部類のミームであるから。 今、テレビで折口雅博氏の講演(ドリームゲート 大挑戦者祭)をやっている。 その中で折口氏が「会社…

体験の共有と、「覚える」「理解する」

仕事柄、今はまだ無いもの(システム)の説明をする機会が多い。 先日、他部署の同僚に今作っているシステムの仕様を説明した。 最初は口頭で、 次にデータ構造を絵に描いて、 最後には今動いている部分を動かして見せた。 結果、 「なーんだ、そういうこと…

RENT

ミュージカル「RENT」の映画版を観てきました。 http://www.movies.co.jp/rent/ 話の内容は知っていたけれども、やはり感動。 一番最初にながれるテーマソング「Seasons Of Love」 の歌の時点ですでに涙が出てきていたのですが。。 でも、この歌詞がとてもす…

伝言ゲーム

最近、仕事で一番つまづいていること。悩むこと。 伝言ゲーム。 こちらの思いが、伝わらない。 いろいろな原因がある。 自分のせいなのは、準備不足。資料が分かりづらい。話が下手。 自覚できているところはいいのだが、 難しいのは、お客さんとの間に、誰…

ミームの報酬

ミームのことを考えていて、ふと気づいたこと。 人には、他人に理解されたいという潜在的な欲求がある。 これは、ミームの報酬なのだということ。 どういうことかというと、 以前に、「コミュニケーションの本質とは体験の共有ではないか」 というようなこと…