バイオニック・システム


ここ数日間、書いている流れとして
O'Reillyが言うところのバイオニック・ソフトウェアというものが、
篠田節子氏いうところの手仕事の再分配につながる
という結論が自分の中にはできている
(前回・前々回の話を読んでくだされば
言わんとしているところは なんとなくわかってもらえるかと思います)。


そこで、「単調な頭脳労働をWebを使って多くの人にやってもらう仕組み」
というものの実現を考えるに、
越えなければならない問題がいくつかある。


一番大きいのは、

  • 単純作業をやってもらうとして、それをちゃんとやってくれるの?
    • 結局そのチェックに同じくらい時間がかかるのではないの?

(セキュリティの話は今回の話と違うのでおいておく)


解決策としては、

  1. 参加者を増やすことで質をならす
    • 数を増やすことでならせるようにする仕組みが難しいし、相当数必要
  2. 参加者にちゃんとやらせる


などがあると思うのだが、
参加者にちゃんとやらせるという仕組みをつくる鍵が、
ゲーム性ではないか
と思いいたった。


バイトヘル2000

バイトヘル2000


こんなゲームがある。
やったことはないが、
ゲーム機がどんどん進化していくのに大人がついていけなくなる一方、
こういったシンプルなゲームの人気が上がってきているようだ。


とくにこのゲームは、まんまバイト
ゲームにしているのだ。


それでも人ははまってしまう。
ちょっとした時間の暇つぶしにこれをやってしまう。


たとえばだけど、本当の「バイト」を
ケータイで行えるような単純な作業で、ゲーム的にしたら、、、


人がシステムの苦手な部分を補う、
というバイオニック・システムという仕組みができるのではないだろうか。


ゲーム性


これがとても大事なのだ。


人の心を動かす(魅了する)という意味では、ミームともいえるなぁ。