Kate Spade

昨日、表参道の Kate Spade NEW YORK に行った。
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Kate Spadeは2年前くらいに知ったけれど、センスがとても気に入っている。
僕が鞄好きだというのもあるけど、食器や子供用品のセンスも好きだ。


そこで誕生日プレゼントに、JACK SPADE(知らなかったが!)の鞄を買ってもらったのだが、
その時に感じたこと2点。鞄の良さはもちろんなので、ビジネス的な感想。
ポイントは「デザインの時代に入ったことを実感」ということなのだが、
2つのいい事例に出会った。

  • 中国製がブランドで通用するようになってきた

これは決してネガティブな話ではない。
上に書いたように、僕はKate Spadeを結構気に入っている。
それで女性モノだけど、皮製の小物なんかを眺めていたら、ふとMADE IN CHINAという文字に気づいたのだ。
ブランドショップで堂々と売っているものだ。
目に付かないところや難しそうなところのの縫い目なんかもチェックしたが特に問題もない。
プラダやヴィトンって、MADE IN ITARYとか、そういうのが重要な気がしていた。
あまりにニセモノが出回ったというせいもあるが、製造箇所がブランドだったのだ。
それが、中国の技術力が上がってきたと同時に、
「どこでつくられようといいモノはイイ!」という感覚が出てきたということだろう。
どうやって作られるか、よりもどういうものを創るかという時代が、本当に当たり前になった。

  • センス一つで低コスト

Kate Spadeのお店は、とてもセンスがよかった。
店内の内装は相当お金がかかっていると思う。
鞄を買ってもらって、プレゼント用に包装してもらうことになった。
包装がいたってシンプルなのだ(JACK SPADEのブランド戦略なのかもしれないが)。
紙のガムテープのあの素材の紙(無地)で鞄を包み、
オレンジ色の紐で十字に結ぶ。
手提げ袋も、同じ茶色の紙袋(無地)に、
オレンジ色の、20cm四方くらいのJACK SPADEのシールを貼る。
それだけ。
でも、十分センスがいいのだ。
コストも抑えられるだろうなー。このシールというやり方は、非常にうまいなー、と感心して眺めていた。


NYスタイルなドライでクールな合理主義というか、
UNIQLO、無印的なのにハイブランドという、非常にいいポジションのビジネスだなーと思う。


Kate Spadeという強力なブランドがあってこそ技なのかもしれないが。