プロダクト・マネージャ

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シリコンバレー発の技術はプロダクトマネージャの血と汗で成り立っている


プロダクト・マネージャ。
自分の現状の中で、一番やってみたいタイプの仕事だ。
実際問題 今やっているのはプロジェクト・マネージャ。


正確に言えば、システムの仕様整合から顧客への各種説明、
客先ネットワーク問題の解決だったりをしつつ、
テスト項目を作成しながらテストをやりながら、やってもらいながら開発/不具合管理をしている
プログラマ、という認識だけど。。。


今日ちょうどプロジェクトマネージメントについて、
社内で勉強会的な報告があったので、さらに目に付いた。
(日本の?)ソフトウェア業界のプロジェクトマネージメントは、
他の業界(プラントとか)のプロジェクトマネージメントの歴史に学ぶべき、というもの。


「後からの仕様変更は受け付けない」、
「契約の範囲を明確にしておく」、など。よく聞く話だが、耳が痛い。
何より、「プレイングマネージャはダメ」というのが、一番効いた。
そうあるべきと、とても実感していることだが、
今のリソース状況では一人五役くらいも必要な現実もある。。。
(プログラムやってる時が楽しい、というのもあるが。。。)


日本のSEってこんな状況の人が多いのかなと思う。
プロジェクトをマネージするなんでもやさん、みたいな。
今は修行的な意味もあってこの状況を楽しんでいるけど、
将来的にやりたいのはプロジェクトマネージャよりプロダクトマネージャだなと思う。
それがやりたくて今の部署を選んだというところもあるし。



今は自社開発のパッケージなので、「プロダクト」に意思を反映できることもあり、
比較的恵まれてるのかもしれない。
パッケージの方針を決めるメンバーにも入っているので、
ある意味でプロダクトマネージャもやっているということになるのか。
どんなシステムにしていきたいのか。


顧客の要望の総和がよいシステムではない、ということが最近 身をもって理解できた。
これは大きな学び。
最近は、顧客以外のステークホルダ全員の意見の総和もまた、
良いシステムではないということがわかりつつある。
そういう意味で、プロダクトマネージャという芯が、とても大事なのだろう。



ハードの世界では、プロダクトマネージャは当たり前に存在する。
何万人も関わるハードウェア開発のトップを長くされてきた方の話では、
プロダクトの最初は一人(もしくは数人)の「想い」から始まるとのこと。


この「想い」をもてるかどうかがプロダクトマネージャの資質なのだろう。
日本のソフト業界での認知度は確かに低いが、本質的にとても魅力的な役割だと思う。
「思うこと、想い続けること」なのだね、やはり。