IP設定

今日は会社の引越し。
サーバーが移設されたので、セットアップに行った。


専用のラックにサーバーを設置した。
ラックと、レールの機構。簡単に設置できるように工夫された設計に舌を巻く。
ネジもほとんど使わずに、部材(金属)の弾性を利用したスナップフィットで
カチッとはめられてしまう。


どんなにテクノロジーが進んでも、
こういうピタゴラスイッチ的な、機構的工夫は残ることだろう。
ちょっと感動する。


最後の最後で、Solaris の IP 設定変更ではまる。
ホストのIPアドレスを変えるのに
/etc/hosts
/etc/defaultroute
/etc/netmasks
を編集していたのだが、これだと再起動しても設定が反映されない。
結果的に、
/etc/inet/hosts
も編集することで解決。


むずかしい。。。
というか、知らなかった。。。


IP設定って、滅多にやることじゃないからわりと難しい。
1.5時間ほどはまってしまった。



ふと、これだけPCが普及したけど
一般ユーザーの中で、自分でPCのIPアドレスを変えられる人って
何割くらいいるのだろう?と思ってしまった。



TCP/IPのプロパティ」とかいっても、
半分以上の人がTCP/IPなんて知らないんじゃなかろうか。


逆に、そんなことを知らないでも
LANケーブルさすだけで設定完了してくれるプロバイダがえらいのだが。
こういう工夫はインターネットの普及に大きく寄与している。


「技術は見せない」というのがやはりキーポイントか。
最近の「なんでもブラウザでやっちゃおう」という流れも
一般ユーザーから見たら同じコトかな。


Gmailユーザーの中でAJAXの原理を理解している人なんて半分もいないだろう。
だが、これがウェブを生活に取り込むには必要なことなのだろう。


見えない化、当たり前化。
この辺が要注目か。