「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術

通勤時間で読めます。とても分かりやすい。ビジネス書の場合、じっくり味わうよりも、その本から何を得るのかということが大事なので「わかりやすい」っていうことはとても大事だと思います。


本の内容としては、オビに書いてあるこれがすべてを示している。

自分の仕事にルールをつくれ!
「才能に頼らない」
「意志の力に頼らない」
「記憶力に頼らない」
5つの会社を経営し、世界を飛び回りながら
仕事は毎週2時間で片付け
週末はサーフィンを欠かさない著者が教える
"それでも結果が出る"仕事の技術


どんだけー、と思ってしまうけど、事実なのでしょう。
その奥義は、著者なりにカスタマイズしてチューニングしてきたGTD(Getting Things Done)のように思った。


まだ自分も練習中だけど、たぶんGTDの何がいいかっていうと
「考えなくてよい」
ということになると思う。


普通の人は、無意識の中でやることの優先順位やタスクの割り振りをしているのだけど、それをあらかじめすべて書き出してしまうことで、自分自身のタスク管理をすることから解放されて、1つ1つのタスクに没頭すればよいだけになる。この自分自身のタスク管理っていうのが、意外と自分の脳のリソースを使っていて、ストレスの原因や個別タスクに集中できない原因になっているので、これから解放されることによるメリットはでかいよ、というのが僕なりのGTDの解釈。


本書で提唱されている「仕組み」は、自分の仕事以外にも適用されていて、周りの人間もふくめて「判断」することを極力省略できるように、あらかじめ仕組みを作っている。「判断」は、プリミティブな頭脳労働だけど、これが意外と脳のエネルギーを消費しているので、無駄な判断はしないことで意外と解放されるエネルギーはでかいよ、というのが本書を読んだ僕なりの解釈。


なるほど、確かになーと。
とにかく自分の仕事、生活をどんどん仕組み化していく。
考えない、迷わない、悩まない、判断しない。



まぁ、自分の会社がやっていることがまさにこういうことを業務に取り入れていくことなのだけど、それが商売になっているくらいなのだから、この「仕組み化」をできるかどうかが難しいのだろう。


これからの時代の「できる人」像は、パソコンが早く扱えて、ウェブから情報が的確にとれて、無駄なことに脳エネルギーを使わない(仕組みをつくれる)ということになるのかなと思った。