「私塾のすすめ」を読んで
- 作者: 齋藤孝梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 新書
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発売日に買って読んだのだけど、なかなか書評が書けなかった。
新しい概念が提示されているようなことではなかったけど、読んでいる時は夢中になって読んでいたので、内容は面白かったのだ。でも、なんで書けないんだろうとずっと考えていたのだけど、さっき分かった。
この本で示されているのは、具体例だからではないか。
これまでは「けものみち」であったり「ロールモデル思考法」であったりと、あたらし概念が提示されていて、それに対して自分なりに感じたことを色々と書いていたのだけど、この本ではそういった生き方を、お二人がどうやってきたか、ということが語られている。こういう風にやってきたんだよ、ということを教えてくれているのだ。まさにロールモデルのロールとなってくれている。それに対しての応答は、自分もそれにそって行動してみた結果でしか示せない。だから書評ということができなかったのかなと。
最近、勉強するということは本や教科書を読むということではなく、学ぶ内容を自分でアウトプットとして出せるようにすることだと言うことに気づいた。15年くらい前に気づいておきたかったけど。身体を動かして、結果をだすということにもっと焦点を当てた勉強をしてくるべきだったなと思うし、これからやっていこうと思う。
本書を読んで、日常の中で自分の課題としていることは
- できることから逆算してやっていく
- 自己主張をする
- (チャレンジの)量をこなす
- 「心で読む読書」
- やらないことを決める
というあたり。
これは、そのまま自分にとっての「できる人」のイメージの条件と重なる。(この辺は自分の中でイメージをいずれ文字化しておこうと思う)
それともう1つ。
お二人の対談を通して常に感じたのは「情熱」。人を動かす力で一番大事なのは情熱だと最近思っている。最近の自分にはこれが一番足りない。たぶん、今の日本全体にも足りないのは情熱だと思う。情熱の原動力はあこがれであり、行動から生まれてくると信じている。とにかく行動することしかないかなと。