学ぶこと

とある試験の対策として、
とあるカウンセリングを受けたのだけど、そのときに思ったこと。


今日いただいたアドバイスというのは、
抽象的にいうと、模擬試験問題を記録を残しながらやってみて、
自分にとって何が苦手で、なにが時間がかかっていて、できない原因は何か
ということをまず分析しましょう、ということ。


おぉー、なるほど、確かにそれはそうだなと。
早速やってみるのですが、それはそれとして、
これって、自分が仕事でやってきたことだなぁ、とか思った。


「仕事でやっていることを自分の私生活に適用する」(逆もまた然り)
というのが、一番できなきゃいけないことだなと。
勝間和代さんというのは、まさにこの典型だと思うし、
最近ずっと読んでいる「坂の上の雲」の登場人物では、
日露戦争で日本海軍の作戦のすべてを考えだした英雄、秋山真之がそんな感じ。
秋山真之 - Wikipedia

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)


秋山は、大変な読書家だったそうだが帰納の天才といわれて、
過去の会戦(陸海問わない)の資料を膨大に読み、
真理を抽出して、そこから自分なりの戦術論を構築していったらしい。
日本では習う先生がいなくて、海外留学中にもほぼ独学で勉強した。
(高名な戦術家と一度会談して、外国の史料を閲覧可能にしてもらった)


その彼が、正岡子規らと共に青春時代を過ごしていた
大学予備門時代のエピソードがふるっている。
秋山は、テストの成績が抜群によかった。
しかし、ただのガリ勉というわけではなく、ヤマをはるのが天才的だったらしい。
ヤマをはるといっても、過去問を収集してそれらを分析し、
この教授はこういった問題を試験に出す傾向が高い、と見定めて的を絞るというやり方。


この頃から戦術家としての素質がうかがえるというエピソードだけど、
秋山真之は天才的なところが大いにあるが)
「分析」という行為を自分の日常の中に取入れる
ということは、習慣にしたいなと、改めて思った。


そう考えると、身の回りには過大すべき問題がたくさんあるので、
忘れないうちに、なんらか行動に移そうと思う。



本題には関係ないけど、
この時代(明治維新後)の日本人はかっこいい人が多い。。
見習いたいところも多い。