Google はどこへ向かっていくのか

こっちのほうが興味深かった。
グーグルが描くテクノロジの未来 - グーグル 次の一手-「今、ミッションの更新を考えている」:ITpro

Googleがミッションを見直しているという話。
Chrome OS、AndroidNexus One と大分低いレイヤーに進出してきて入るなあとは感じていたが、ミッションの見直しというところまで本気だとは思っていなかった。


では新しいミッションは何になるのか。
それを考える前に、現在のGoogleをはたから見ていると、以下の3つのミッション(パッション)で動いているように思える。

  1. 創業当初からの「世の中のすべての情報を整理してアクセス可能にする」というミッション
    • Twitter 的な Gmail や Open Social 的な活動はこれまでの延長線上としてここにカテゴライズされるかと。
    • 個人的には「世の中のすべての情報」というと、どうしてもライフログの方向性に進むと思うので、いずれGoogleノートブックEvernote に襲いかかる何かに進化するのではと期待。というか Evernote 買うとか。
    • Wave はまだどうなるか分からないが、WEBコミュニケーションへの投資も続くと思う。Google talk は現職的には脅威。
  2. ウェブと生活とを融和させてよりよい社会にする
    • Chrome OS、AndroidNexus One など。ウェブとのインターフェースとなるデバイスを自分たちでつくるようになってきている。
    • ネグロポンテさんの100$PCもChrome OSでとかになってくんじゃなかろうか。
    • 自分たちでハードウェアをつくりだしたのは、ネット機器をどんどん増やして生活の中で流れる情報のすべてをウェブに上げようとしているのではと思えてならない。
  3. 20%ルールの副産物としてでてくる楽しい何か
    • 日本語入力とか。何が出てくるか分からないけど、そこが強みでもある。はず。


ということで、Googleさんが evil にならない範囲で向かっている方向というのはやっぱり創業時にかかげた「世の中のすべての情報を整理してアクセス可能にする」から変える必要ないんじゃないかなと。
色々なことはすべて「情報」(これまでIT化されてこなかった情報)を以下にIT化して、ウェブにアップロードするのかというところに集約されるからだ。


そう思うと、このミッションステートメントを考え出した時点で Google の成功への道のりが始まったんだなと思わされた。