人がなぜスピードを求めるか、の続き。


スピードの見返りは何か。
時間だ。


より根本的な部分は、人間は「時間」を欲しがるという欲求があることになる。
「時間」の価値は、歴史上 近代になればなるほど向上しているような気がする。


織田信長が「人間50年・・・」と謡っているが、
今の人間は80年生きても、おそらく信長よりも早い時間を生きている。


技術が進化したから、、、というと、
鶏が先か卵が先かという議論になってしまうが、
技術は常に人間の願望、欲求から生まれるという過程に立つと、ある仮説がたてられる。


人間が時間を欲しがって技術を生む
⇒ 生産性が上がり、人間の生活スピードが早くなる
⇒ そのスピードに慣れる
⇒ 時間を欲しがって技術を生む
⇒ ・・・


という循環を繰り返しているのかもしれない。


だとすると、
「今の技術によるスピードに、人間が生物的に追いついていけない」
という説は現在の過渡的な現象で、
今の産業革命が終わる頃には、人間はこのスピードに充分に慣れているのだろう。



今日は、時間と空間について書きたかったのだが、
書いてみたら時間だけの話になってしまった。。


空間についての話は、次にしよう。