過去を許す

ユダヤ人大富豪の教えがいい本だった証拠に、
読み終わった直後、続編を買った。


そしてこの続編もあっという間に2時間で読みきった。

スイス人銀行家の教え―お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン

スイス人銀行家の教え―お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン

もちろん、いい本だった。
ちょっと泣いてしまった。。


こちらからも、いくつか抜粋

「信じられないような素晴らしいものが人生でやってきた時、
「受け取ること、受け取ること」と3回言いなさい。」

お金とのつきあい方には、パターンがあるのだよ。
世界中に多くの文化があるけれど、このパターンは面白いように同じなのだ。

金持ちになっていく連中は、自分のパターンを見極め、
それを変革していく努力を日常的にするのだよ。

お金の流れがないところでは、
どんな商売をやっても成功することはできないものだよ。

美しく儲けるというのは、
多くの人を幸せに豊かにするということだよ。

深いレベルでの心のつながりは、磁石のように、奇跡を引き起こすのだ。

お金の奴隷になるのではなく、お金に人生を導いてもらいなさい。


などなど。
こちらは、お金がどうやってつくられたかという話や
「お金まわしゲーム」(これは本当に真理だ!)など、
お金の基礎知識と、いかにお金とつきあうか、といった話が多い。


もちろん、「成功するための考え方」を教えてくれている点では同じだ。


話を書けるネタは余りあるほどつまっていたが、
こちらも一つ、息を呑むほどビックリした一節を。


「人生でもっとも難しいことは何ですか」という問いにたいする答え

それはね、過去を受け入れることだよ。
過去をありのままに受け入れ、自分や周りの人、社会、歴史、全てを許してあげることだ。
すべての人が彼らなりのベストを尽くしたのだから。
そして、それは全員にとって、ベストだったのだから。


これと同じようなことを、ぼくは、5年くらい前に言われたことがある。
一つの大きな失敗をずっと悔やんで後ろばかりを見ていたぼくが、
この意味を理解できるのには2年くらいかかった。


それ以来、後悔だけはしないように生きようと決めて、
人生が急にドラマチックに思えて、楽しくなってきた。


これまでにも、自分はメンターに会っていたのだ。気づいていなかったのだ。
そう、僕は人に恵まれている。
(こういうと善人ぶっていると言われるので、あまり言わないようにしてきたのだが)
小学生くらいから思っていることで、
「あなたの才能はなんですか?」と言われたら、
「いい人に恵まれることです」と答えられる。これは、自信がある。


小学生の頃に親に「あなたは本当にいい人に出会う運があるのねぇ」的なことを言われ、
すっかりその気になっていたのだが、その通りの人生なのだろう。


セレンディピティに気づく能力をもっと磨いていこう。