ヒアリング


今日は新入社員研修を、少しお手伝い。


自分の「仕事術」を聞かれて、結局 話したのは、「仕事哲学」。


研修を教える側の立場だったが、
結果的にセルフコーチング的な感じになった。


日頃 頭の中で考えていることを、
こうやって文章に書いたり、誰かに話したりすることは
それだけで価値のある行為なのかなぁと思う。


コンサルタントがヒアリングをするのは、
頭の中にある漠然とした考えを整理するため」
ということだったが、すこし納得した。


ブログを書くのも、それなりに労力がかかるものだし。


でも、ヒアリングされている側を経験した感想としては、
脈絡も無く、聞かれたことに対して、
自分の思うままにぽんぽんとしゃべるのは、
そんなに疲れない。
むしろいい気分。


では、今日しゃべったことを文章にまとめてください、
というと、かなりの労力。


この労力に対して、コンサルタントフィーは払われているのだが、
この違いって何なのだろうか?



整理する。
分類する。
抽象化する(いくつかの話をまとめる)。
話の流れをつくる。

などなど。


ここでいう「整理・分類」って、
「「脳」整理法」でいうところの「整理」にあたるものなのか、
はたまたGoogleAmazonが行っているような「整理」なのか。

「脳」整理法 (ちくま新書)

「脳」整理法 (ちくま新書)

この本の中の言葉を借りて言えば、

どこかで深く関係しているはずの世界知と生活知を結ぶ

という行為になるのだろうか。


コンサルティング」という職業ができてから100年近く経つわけだが、
この分野って、じつは相当 未開だと思う。
IT化率、という意味で。


思考支援ツールはゴマンとあるのだろうが、
キラーアプリケーションが不在なのは、なぜなんだろう。


(たとえばかなり職人率が高いソフト開発の場合でも、
開発環境(Eclipseとか、VisualStudioとか)というデファクトなモノはある程度ある)
そういう感じでいうと、
コンサルティングキラーアプリケーションってあるんだろうか?
Excel、、、?


ヒアリングの王道って、どんななんだろう?


面白そうだけど、ビジネスにするにはきつそうな分野だなぁ。。。