Blue Note TOKYO


昨日、青山のBlueNoteTokyoに行った。


タダ券を入手したからいけるので、自腹ではなかなか行けない。
半年に1回くらいのペースで行っているが、
こういう機会は非常にありがたいので、仕事を途中で切り上げて行ってきた。


最近、JAZZを聞くようになったのだが
知識はほぼ、ゼロ。


さっき調べてみたら、やはり有名な人だった。
そういわれるとなんか聞いたことあるような曲だったような。。。


猫に小判だが、2年まえくらいに
「舌は若いうちに育てておけ(いい物を食べておけ)」と
タクシーの運転手さんに習って以来それがモットーなのだが、
耳もなるべく若いうちからいいものを聞いておくべきなのだ。



色々と感性を刺激されたし、
隣に座っていた熟年カップルのことや、
Dr.ロニースミスの演奏法
(こんなに楽しそうに、浸って楽器を弾いている人を初めて見た)など思い出されるが、
ルー・ドナルドソンをずっと見ていて思った、「顔の皺」について。


黒人の老人の顔って、本当に味がある。
昨日の人(ルー・ドナルドソン)は、
実際にすごいドラマのある人生を歩んできたのだろう。


「人間の歴史は顔の皺に刻まれる」という言葉を誰かが言っていたのだが、
黒人のJAZZのラッパ吹き(言葉がわからない。。)は、
これまで見た人が全て、ものすごく歴史のある顔をしている。


あの青いライトの中で、静かに、ゆっくりとサックスを吹いている顔が、
たまらなくいいのだ。たまらなく、想像力を欠きたてられるのだ。


学生の頃に観た、BuenaVistaSocialClubのように、
一人一人の人生が、顔から語りかけてくる。
それは、やはり写真からでは少し伝わってこない。
生のライブ感というか、顔の皺が動くことで
この人は普段どういう表情をする機会が一番多いのかがわかるし、
それによって性格がなんとなく推し量られて、
服装を見て、楽器を見て、どんなこだわりを持っているのかということも想像する。


人は見た目が9割」という本が最近売れているが(読んでないけど)、
人の心は外見に表れるなぁと、こういうところに行くとつくづく思う。
それは年を重ねれば重ねるほど、そうだと思う。
逆に、見た目でそれだけの情報を発している
(発することができる)人生を、うらやましくも思う。


音楽はちゃんと聴いているのか?と言われると、
そこは素人なので、、、と逃げてしまうが、
耳以外でも、全身で楽しめるBlueNoteはとても好きですね。