ヒトのお値段


今週、プログラマの助っ人の方の面接を何回もして
15人くらいの、本当に色々な方々とお会いしたのだが、
最後にお値段について。


実際においくら、という価格はきっと言ってはいけないだろうからいわないが、
このヒト優秀ですよ!という方と、
わりと経験が浅いですが、、、という方との値段があまりかわらないことにビックリ。


実際、ソフトウェア開発のアウトプットは
個人差で最大20倍ほどつくというのが通説だ。


これは同じ時間、同じヒトに働いているヒトにも当てはまる体感的事実だと思う。
(ただ、ソフトウェア開発というものがマニュアル化できていないことと、
あまりにすぐにはっきりとその成果物がわかってしまうということ。
他の業種でも同じだとは思う)


実際、20倍くらいアウトプットが違うのに
ヒトのお値段は1.5倍も違わない。
不思議なものだ。


上で書いたみたいに、
ソフトウェア成果物は、厳密に、すぐわかるのに
実際にしばらく働いてもらうまでは、
このヒトできるのかどうかということがわからないのも不思議だ。



この辺りの事情は、野球のスカウトでも同じ事情らしく、
そこに科学的分析を取り入れたメジャーリーグ球団アスレチックスの飛躍をつづった
マネーボール」を思い出す。
そういえば、この本を読んだ時にも
この考え方をソフトウェア業界に取り入れられないか思ったっけ。。。

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

わが身に返ってくることになろうとは。
面白いものだ。