進化

昨日、坂本龍一ALVA NOTOのコンサートに行ってきた。


正直な感想は、「修行」だった。。。


ALVA NOTOファンの方には本当に申し訳ないことですが、
僕はこのジャンルの音楽(エレクトロニカ?というのかすら知らないのだが)に触れるのが
ほとんど初めてだったため、ずーっと分からなかった(途中からホントに頭痛がしていた)。


「なんなのだろう、これは????」
ということを、ず〜っと考えていた。


ピアノよりも、電子音のパートの印象が強い。
これまでに体験したことのない周波数域の音なのだろうか。



と、ここで僕なりに思ったのは、
これは、数十年前に初めて電子楽器に触れた時の人間と同じ感覚なのでは?
ということだ。


程度の差こそあれ、エレキギターなどの周波数は
それまでの楽器のもつ周波数域とはちがうはずだ。
今日のこの音楽は(ホワイトノイズのように聞こえていたが。。。)、
多くの人間が、まだなれていない周波数域の音楽なのではないか。


(友人でこういうのが好きな人は相当な音楽通だったり音の研究者だったりするので)
こういう周波数域の音までも楽しめるようになることは、
人間の能力を新たに引き出すことになるのではないか。



そう思って聞いていると、
まず通常「あ、これは雑音だ」と思う周波数域は
脳が選択的に無視(除外)しようとしているように感じる。
そこで、なるべく(左脳的な)思考をせず、
目を閉じて、入ってくる音を他の刺激と平等に受けいれてみよう、という意識を持ってみた。


なんとなく、前頭葉の辺りから両こめかみに向けて
脳がかき混ぜられているような不思議な気分になってきた。


ああ、今 自分の脳は新たな部分を刺激され、
なんらかの潜在部分が開発されているのかしら、、、
などと思っていたが、だんだんこめかみの辺りが痛くなってきた。。。


仕事のしすぎでなる(電磁波のせいでは?と思っている)頭痛と同種の鈍痛。
電子的な刺激は同じところにきくのか。



次に聞いたときに、「あ!なんかいい!」と思えたら、ある種、進化したなと思う。