i-phone 発表
apple から i-phone が発表になった。
ここ数ヶ月で一番の衝撃。
やはり Steve Jobs の力というか、appleってすごいなー
とホトホト思う。
実物を見ずに、こんなにワクワクして、ほしくなるモノなんて
ほんとに何年に一回しかない。
「appleもケータイだすみたいだね。」なんてのは聞いていて、
きっとケータイにi-podついたやつでしょ、
くらいに思って、全然興味がなかったのだが、
写真で解説する「iPhone」というHPを
10秒くらい見た結果、「なんとしてもこれがほしい!!!」と思ってしまった。
599ドルという価格も、「これなら出す!」と。
パッと見でツボにはまったのは
- 株のチャートや天気予報が見られるウィジェット(ネットにつながってるということ!)
- 動画ビューアー(i-podは小さいと思っていたが、これはほどよい)
- ボタンがほぼない(タッチパネル)
というあたりかな。
とうとうappleの魔力にかかってしまったようだ。
この魔力は一体何なのだろう。
- Steve Jobs のキャラクター(StanfordのSpeechは英会話練習用に50回以上はシャドースピーキングしてる)
- apple強力なマーケティング
- ※“iPod旋風”の極意は心に深く突き刺さる前刀流マーケティングにありは非常に面白かった。日本人もすごい人が多いなぁ。
- appleのすばらしいデザイン
- ※Jonathan Ive とその仲間たちを読んで、「ハイコンセプト」というのはこの人たちのためにあるような言葉だなぁと思う。
それ以外に考え付くのはやっぱり
apple(Steve Jobsなのか)が、デジタル機器と人間の親和性を非常に高めていることかな。
ユーザーインターフェースの勝利というか。
というよりは、i-phoneを持った自分の姿が容易に想像できて、
それが明らかに今よりもちょっと進歩した、ちょっと未来っぽい生活であるということが目に浮かぶからか。
ユーザーエクスペリエンスの勝利ということか。期待値も含め。
「デザイン」という言葉が意味するところが、「モノ」から「体験」に移ってきているように思う。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
では、これからの時代はデザイナーの時代だ(というとちょっと短絡的なまとめになってしまうが。過去書評はこちら)
とあったが、これは工業デザインだったりWebデザインだったりそういう物質的なデザイナーのことをさしているわけではなく、
デザインもマーケティングも、技術も全て分かった上で
ユーザーに「最高の体験をデザインするデザイナー」のことを指していたのか。
apple以外にこれを明確に意識して、売りにしているのは IDEO くらいかな。。。
逆に、まだそれしかプレーヤーがいない市場であるともいえる。ふむ。