働きマン
先日、うちの会社に採用面接に来た学生と面談をした。
採用の判断をするものではなく、社員とのコミュニケーション程度の面談なので
こちらは気楽なものなのだが、学生の方からは矢継ぎ早にイロイロな質問をされた。
その中で、「仕事をやっていて一番楽しいことは何ですか?」ということを聞かれた。
学生からしたら当たり前な質問だが、一瞬、そうだねぇ・・・と考えてしまった。
が、その後、自分の口をついて出てきたのは、
(うまく説明できなかったと思うが)美しいクラス構成図を考えている時であったり
複数の人間でソフト開発をしていく上での工夫をしている時であったり、
ソフトウェアをつくることの奥深さに触れられた時、というようなことだった。
3年前の自分だったら絶対に思わなかったであろう回答を
熱くまくし立てていたのに気づいたときに、自分で少しビックリした。
3年もやっていて、やっとその山の裾野が見えるようになってきたと初めて実感した。
まだ登り始められているとは思えないけど。
久しぶりにフレッシュな気分にさせてもらった。
ただ、現実的には最近 眼精疲労(と思われる症状)がひどく、
この日はいつもより早く帰った。
早く帰れた日はいつも通っているもうやんカレーで夕飯。
ふと置いてあった「働きマン」が目に付き、読んで見る。
テレビでやっていたので知ったのだが、漫画は読んだことなかった。
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/22
- メディア: コミック
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出版業界にまつわる色々な「働きマン」が出てきているのだが、みなカッコいい。
みなプロフェッショナルなのだ。
色々な「働きマン」たちに共通しているのは、自分の仕事に誇りを持っていること。
責任感、こだわりの源泉はそこだと思う。
もちろん徹夜して頑張るのは効率が悪いと思うし、
激務のために家庭を壊してしまったり、早逝してしまうというようにはなりたくない。
ただ、プライベートと仕事の両立が下手で悩んでいて、
悩みながらも突き進む主人公には共感ができる。
そして、元気をもらえる。
自分ももっと頑張らなきゃ、と。初心に帰れるというか。
帰り道、自分は「働きマン」になれているのかな、と考えてみたが
学生さんと面談していた時に、知らず知らずのうちに熱く語っていた自分は、
端から見たら「働きマン」だったのかもしれない。
もうちょっと頑張ってみよう、という元気をもらった一日だった。