効率が10倍アップする 新・知的生産術
あれよあれよという間にちょっとした社会現象になっている感がある
勝間和代さんの本。
少し遅ればせながら、読んでみたが、やはりすごかった。
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 単行本
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すでに持っている前著(無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法、無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法)と
題名が似ているから、中身も結構かぶっているのかなと。
そう思っていたのだが、そんなことはなかった。
些細なことはかぶったりするけれど、基本的にやはり今回も目からウロコ。
うーむとうならされ続けることがとても多かった。
本文中では、本を読む時にはスピード重視で
途中で線を引いたりするのはやめた方がいいということでしたが、
うーむ、といいつつ、ついつい付箋をベタベタはってしまった。
本を読んだ時には、ただ引用するよりは自分なりに理解することが大事
ということもあったので、今回は引用は控えて、自分なりのまとめを。
というか、これからやろうと思っていること5項目。
- フレームワークで考える
「空・雨・傘」というフレームワークは、マッキンゼーで習ったそうですが
これが非常に分かりやすくて有効的。
「空」:事実(空を見上げたら曇っていた)
「雨」:仮説(雨が降るかもしれないなと思った)
「傘」:対策(傘を持っていこう)
当たり前なのだけど、これがしっかりできているかどうかって、
初対面の印象がかなり違う。経験的にもそれはよくわかる。気をつけよう。
この事例一つで、フレームワークというものに対する印象がずいぶん変わったなぁと。
- ベストプラクティスを学ぶ
色々な会社の先輩をランチに誘って、成功の秘訣を学ぼう。というもの。
ただし色々な意見を聞きすぎて
「どっちつかずになるのが一番危険。どれかを選択する」こと。
- 体力∝集中力
これがかなりズシンと来た言葉。
人の能力差はそんな大したことはない。
差があるのは、適切な方法論を知っているかということと、体力。
食生活、運動、睡眠。・・・反省。
- アウトプットする習慣を
ブログもかれこれ4年書いているけど、まだまだアウトプットとしては
量がたりていないし、内容ももっと自分で考えたことを書くようにしよう。
- Give&Give&Give&Give&Give
とにかく情報を提供し続ける。
それが自分と会ってくれている人が費やしてくれている時間に対しての返礼。
「人の話を聞くこと」って意外とできている人は少なくて、
これまでそれを意識的にやってきていたけど、
人に情報を提供するということは怠っていたなぁ、と思った。
こういうところに書くと
頭から出て行っちゃって喋れなくなるというものあるけど・・・。
以上5点が特に印象に残ったことですが、
とにかく、「うーむ、これ今日からやってみよう!」という事柄のオンパレード。
まだ勝間和代さんの本を読んだことがない人にもお勧め。
最後に著者が一貫して主張しているように感じたことは、
投資家たれ、そして最大の投資対象は自分自身である
ということ。
自分の
・身体
・時間
・お金
というリソースを何に投資し、如何に活用して
高いリターン(知的生産のアウトプット)を得るか。
その理論を実践し、説き続けてくれているように思った。
勝間さんは経歴(中学1年生からノートパソコンにのめり込む)からも、
バリバリなデジタル遣い(Geekとはちょっと違う雰囲気。いい言葉がない)で、
デジタルガジェットとアナログツールを駆使しまくって、
最大の生産性を上げている人。この辺も非常にいいロールモデルになります。