アップルTV

島健太郎さんが書いていた記事を読んで激しく同意。
MacWorld Expo 2008の真打ちはApple TVだった


アップルTVはもっていないのですが、この一言まさに同感。

今度は物理的なメディアが場所を取るのが邪魔に思えてきます


去年くらいにうちの実家では親がテレビ用DVDレコーダーを買って、
せっせとDVDに焼いている。
・・・あまりビデオと変わらん。。。。
と思ってそれを見ていた。



i-pod が革命的だったところは、
あの小さなデバイスにすべての音楽を溜め込めて、
それをポケットに入れて持ち運べてしまうところ。


今回の appleTV が興そうとしている革命は、

「そうか、ネットの向こう側に、HDDを購入する何%かの値段でいつでも欲しいときに引き出せるライブラリがあると思えばいいのか」

これはすごい。あとはアーリー・マジョリティーのユーザーがついてくるかどうか。
それと、コンテンツ提供側もかな。



映画は、わりとそういう流れに乗っていけそうな気がする。
レンタルビデオという習慣もすでにあるし。


あとはテレビかな。
以前、テレビ番組も公募ファンド式になってくれればいいということを書いた。
ここで書いたきっかけというのも、
いい番組の制作費のためなら DVD を買ってもいいかなぁと思うけど、
そうすると DVD がかさばるからやだなぁ、と思ったの初めだった。


上記の勝間和代さんの本でも言われているが、
日本(特に東京)では一番コストが高いのが、土地代・部屋代。
色々なものがどんどん値下がって、モノ余りが始まったこれからの時代、
時間と空間の価値がこれから上がっていくと思う。
lifehacksが最近こんなに流行っているのも、その一つの表れだと思う。


それなので、DVD一つとっても
空間を閉めることのコストはこれからもどんどん上がっていくだろう。


手元のハードウェアに情報を維持することのコストもバカにならない。
大事だと思うデータであればあるほど、バックアップを周到にとる必要がある。
ヨドバシカメラ家庭用RAID HDDが売っているような時代なのだ。
もはやすらコンテンツもストックすることの価値はマイナスになっていく。



リビングを制するものは次世代を制する
みたいな風潮があるけれど、
日本の通勤列車の風景(あんなに皆が携帯を見ているのはSFに見えてしまう)を
毎日眺めている経験上、「いつでもどこでも」も
やっぱり需要があるのかなと思う。



なので僕が考える、次世代のコンテンツ周りの要件はこんなところかな。

  • 自分の手元でデータを保持する必要がないこと
  • ほしいコンテンツが必要最低限の対価で得られること
  • いつでもどこでもアクセスできること

テレビの場合は、ニコニコ動画YouTubeとネット対応テレビ、ケータイ、DS、PSP連合軍が一気にぶっ壊していく可能性もあるけど。