ARの未来が楽しそう
ご専門の方とか詳しい方とかには何をいまさら、全然わかんない方には何のことかいな、というストライクゾーンの狭い話。
自分にとっては、あまりにどストライクなお話だったので。
AR技術の可能性ってなんなのだろうかなーとよく考える。
攻殻機動隊の笑い男がやった視覚ハッキングを(仮想的に)実現した技術が、ものすごく鮮烈なイメージとして残っている。
The Laughing Man Hacks You!
結構前のことだったけど、あれを初めて見た時には本当にビックリした。だって、あとは眼とコンピュータがつながるだけで出来てしまうのだから(こっちの方が断然難しいのだけど)。
でも、これって何に役立つのかなぁ、とかつまらないことを思ってしまうと、なかなか難しい。
AR技術も同様で、僕はこれはすごい!!!と、興奮して周りの人に見せたりするのだけど、「で?」という反応がおおい。で、冷静になってみると確かに、何も言えないということがある。
なので、こちらであるような実際の使い道についてのお話もとても面白い。
「ジョジョ」のスタンドも現実に?--AR(現実拡張)技術の最新事情
将来的にAR技術が確立した際の実用例として、「電脳コイル」から主人公たちがサバイバルゲームを行うエピソードを引き、エンターテイメント分野での利用を挙げた。山口氏は「日常空間の中で、限りなくリアルなサバイバルゲームが体験できるとなると、魅力的なコンテンツになる。人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の“スタンド”のように、お互いが分身となるキャラクターを具現化させて戦うのも面白そうだ」と語った。
また両氏は、ファッション、医療、教育などの分野を例に挙げ「AR技術の革新が進めば、ゲーム的なデザインが役に立つ分野がより広がるだろう」とした。Second Life上で、ユーザー固有のキャラクター=アバターを飾る衣服やアクセサリーが売買されたように、自分自身の周りを飾るアイテムが流行するだろうと予想する。
やっぱり最初はエンターテイメント分野になるのだろう。
冒頭に挙げた「電脳コイル」の「タネ」技術で紹介されていた
BMWのコンセプトビデオのように、作業の視覚的な支援、ナビ的な役割にも使えるかなーとも思う。
光学迷彩の研究をされている方の記事でも、医療分野への応用が考えられるみたいな話があったし。こういうVR系(と括ってよいのか??)の研究は、まずはエンターテイメントと作業支援系の応用が現実的なのかな。
で、僕が思うAR系の応用分野は、やっぱり電脳(補脳器)。
何度もここに書いてきてますが、人間は電脳を得るために改造人間になる必要はなくって、コンピュータと人との間には、その媒介をしてくれるなんらかの補助デバイスがあればいい。現在最善のデバイスはケータイ。そこがウェブへの入り口になってます。
で、こういうAR技術を見ていると、次はやっぱり電脳コイルという形になるのかなぁと思います。
今、見えているものが片っ端から認識されて、文字じゃなくても見えているもの片っ端からリンクが貼られて、それを選べばウェブから情報がとれてきて、ツールチップのように対象物のとなりに映る、みたいな。わりと現実的なのじゃないでしょうか。二次元バーコードの要領なわけだし。そうなってくると、またインターネットとの付き合い方というのも変わってくるのかなと。そんな未来は面白そうだなぁと思う訳です。ますます情報過多だけど、でもそういうのをいつかやってみたいなぁとわりとマジメに思ってたりするのです。まぁ、普段やってる仕事は、ものすごく泥臭くって現実的なことを地道にやってますが、そういう目標やビジョンは常に持っていたいですねというレベルで。
ちょこっと調べてみたら、こちらの記事もとても面白かったですね。
『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在
ものすごく今進歩している、熱い分野な感じが伝わってきます。
「電脳コイル」、一回しか見たことがないのだけど、これは全部見ないとだな。。。
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