ハンティングパーティ



ハンティングパーティ、観てきました。


ドキュメンタリー系の映画が好きなので、
地下鉄に出てた広告を見た時からかなり興味を持ってた作品。


オープニングからかなりオシャレな感じがあって、
エンターテイメント性も結構あって、映画としてかなり楽しめました。
でも、これが事実に基づいている作品であるということが、まず何よりの衝撃。


田中宇の国際ニュース解説
が好きで、結構前から愛読しているので、
国際社会の裏での駆け引きという存在自体にはかなり免疫があると思う。


でも、この映画が何より強く訴えてくるのは、
そういう政治ゲーム以前に、厳然と存在する圧倒的に悲惨な現実。狂気。恐怖。
ロケはすべて現地で行われたとのことで、ビル一面についた銃痕が、
過酷な現実をざらりとした肌触りのもとに感じさせてくれる。


主人公たちは特殊部隊でもCIA(!)でもないので、圧倒的に非力。
彼らのみに迫る危険の描写などは、本当にハラハラさせられた。
「この物語は"まさか"と思う部分が真実である」というテロップが最初に出るが、
本当に「まさか????!!!!!」と思うことばかり。


出演者の間でも議論のあるというラストまで見終わって、
気になって珍しくプログラムまで買ってしまった。
「真実が知りたい」という、ジャーナリストたちの渇きを伝染されたのかもしれない。