攻殻機動隊2.0 観てきました

日曜日の朝に観てきました。
予想以上によかった。さすがだなと。


この映画は1995年に公開された「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」のリメイクなのだけど、当時の絵が先端的だったということもあって、今観ても違和感はない。
で、僕は「攻殻機動隊」シリーズが大好きなので、我慢できず観にいってしまいました。


予告編トレーラーを観ると分かりますが、オープニングがイノセンスと同じで、映像も結構 イノセンスとかぶせていて、シリーズものっぽく演出してるのかなぁと。
前に観たのは5年以上まえだったのだけど、その後、原作の攻殻機動隊1, 1.5, 2 と読んで、もろもろと知識も増えたので、今回はだいぶ理解できたかなと。(ネタばれ的なことは極力書きませんが)「生命の進化」が非常にシンボリックに描かれてたんだなぁ・・・なんてことに今更気づいたりして、面白い。
攻殻シリーズは、人形使い笑い男・個別の11人・傀儡廻と色々出てきますが、やっぱり人形使いの話が一番 好き。生命の進化だったり、脱身体化だったりがテーマにあったりするからかな。。。
今回も一番印象に残ったのは、自分の個(アイデンティティ)が身体(義体)と記憶からなりたっているのかな、と少佐が悩んでいるあたり。GHOST IN THE SHELL の世界でのお約束である「ゴースト」の存在を疑うというところ。これも頭だけで考えすぎてしまうと、「ゴースト」も身体もいらなくなっちゃうのかもしれない。二人がだした結論(この問いには直接答えてないか)はああいう感じだけど、自分はやっぱりゴーストも身体もいるんじゃないかなと思う。


それにしても、これが13年前につくられたというのが、原作に至っては1989年が初出というのだから、本当にすごい想像力だなぁ・・・と改めて感激。
描かれているのは2030年頃らしい。
電脳とか、間に合っちゃうんだろうか。AR技術には期待ですね♪