創造力と批判力
実家に帰っているので、最近 BS の番組を見る機会があります。
番組の後半しかみれなかったのだけど、この番組は良かった。
没後10年 黒澤明特集 脚本家・橋本忍が語る黒澤明〜“七人の侍”誕生の軌跡〜
黒澤映画は有名なやつしか観てない程度なので、橋本忍さんという脚本家能古とも知らなかった。
この方の話の中で、すごくよかったのは
自分の才能のなさに耐える、
という話。
曰く、
- 僕らは小さい頃から何かを批評するということについては、十分に訓練を受けている。
- 学校で習うようなものは、すべて先人のつくってきたものであり、それを学んでいる(批評している)のだから。
- それと比べると、何かを創造すること(脚本を書くこと)の訓練は全然足りない。
- だから、何かを創りだしたら、途中でそれを批評することはせずに、とにかくつくりあげてしまおう。
- 多くの人が、創作活動の途中で批評をしてしまい、その結果、作品を完成させることができない。
- とにかく一度 創りあげてしまうことが大事。出来上がったものに対しては、十分に批評して、直していけばよい。
- そうすれば、次に創作する時には、もう少し楽にできる。こうやって少しずつ成長していけばよい。
なるほど、、、と。
巨匠と言われる人の言葉だからこそ、さらに重みがある。
そしてこれは脚本に限らず、創造的な活動の全てに通じる教えだなと。
このブログも、書いてる途中で自分で嫌になることが何度もあるけど(文章的にダメだーとか)、とりあえず書いてしまうことが大事なのだなと。
実際に書き始めるに至らずに没になっているテーマも、とりあえず書いてしまうことが大事なのだなと、改めて思います。推敲してないけど。。。(汗)
それ以外の活動も同じ。
動かなければ何も始まりませんね。