人生にも適切な大きさの問題を

これを読んでます。

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル


読んだのは結構 前。
ここに出てくる「課題」をやってます。


課題とは、平たく言うと
自分の人生で上手くいっていないこと、その原因をとにかく書き出して、理想の自分(これも書き出して)とのギャップをみつけて、対策を売っていきましょう、みたいな内容。
それを行動心理学(と思えるのだけど)的なやり方で、戦略立てて変えてきましょう、みたいな感じ。まだ最後まで言っていないので違うかもしれないけど。


その課題をやるのが結構 大変。
例えば、

課題6
自分の人生の中で特に不満に思っているのに、なかなかやめられないマイナス指向の悪い行動パターンや状況を5つ書き出す。それぞれについて、この悪い行動パターンを続けさせている見返りを、出来るだけ分析して突き止めてみよう。

まあ、頭の中にもやもやとあることを紙に書き出すというのは効果あるかなと思います。本文中にもあるけど、客観的に眺めてみると、日頃目をそらしがちな自分の問題に対しても、人ごとのように対策が浮かんでくる。あとはそれを仕組み化してやれるようにしてけばいいのかなと。自分で自分をコンサルティングする感じですね。


で、今 最後の大課題をやっているのだけど、
それをやっている過程で、ふと気づいたこと。



それは、
自分に対して、適切な大きさの問題を適切なタイミングで与え続けることが出来れば、人生の満足度はかなり上がるんじゃないかなということ。



仕事をやっていると基本的に問題解決(まがいの)スキルは否応なくつく。
というか、「こういうことを解決して」の「こういうこと」が決まっている仕事は簡単な部類に入る。問題があって、答えを見つければいいだけだから。


仕事でも、問題をつくるのが難しい。
それなりに実現可能じゃないといけないし、意味あるものでなくてもいけない。



だから僕の中で「問題をつくれる人」というのは、特別な人。
いい起業家ってなんだろう、というと、問題をつくれるなんだと思う。
優秀な研究者ってなんだろう、というと、問題をつくれる人なんだと思う
想像だけど、両方ともそばで見ていた経験上、そう思ってます。



同様に、人生にも自分に合った問題をつくるのがむずかしい。
でも、適切な大きさの問題をつくってしまえば、それを順次解いていく過程はとても充実したものになるだろう。辛いとか楽しいとかは別で、充実したものにはなると思う。
だから「問題をつくれる人になる」というのが、自分の根っこの欲求なんだなぁと思った。


ちょっと前に読んだこちらと、自分のこれまでの人生と、色々なものが結びついてそんなことを思いました。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 適切な大きさの問題さえ生まれれば。