7つの習慣 Performance/Performance Capability

久々にパラパラと読み返していたらいい話だったので。

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本
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『ガチョウと黄金の卵』の寓話

ある貧しい農夫が、飼っていたガチョウの巣の中に黄金の卵をみつけた。ガチョウは毎日黄金の卵を産み、農夫はそれを売って大金持ちになったが、やがて欲が出て、ガチョウが卵を産むのに一日かかることが待ちきれなくなってきた。ついに農夫はガチョウを殺し、お腹の中の黄金の卵をすべて取り出そうとしたが、お腹の中は空っぽだった。そして、農夫はもう1つの黄金の卵も得ることはできなくなってしまった。

 この寓話は、ひとつの自然の法則あるいは原則を教えてくれている。それは、真の効果性を定義してくれるものである。ほとんどの人は、効果生あるいは成功について考えるとき、黄金の卵のことだけを考えがちである。生産を上げ、目標を達成しさえすれば、それが「効果的」だと思い込む。
 しかし、この寓話が示してくれるように、真の効果性には二つの側面がある。それは、目標を達成することまたは結果を手に入れること(黄金の卵)と、その結果を手に入れるために使う資源あるいは目標を達成する能力(ガチョウ)、の二つである。
 つまり、ガチョウをおろそかにし、黄金の卵ばかりを追い求める生活様式を取入れれば、やがては黄金の卵を生み出してくれる資源をなくしてしまうことになる。逆に、ガチョウの世話ばかりして黄金の卵のことを全く考えなければ、自分自身もガチョウも食べさせる資力を失ってしまうだろう。
 効果性は、この二つの側面のバランスにある。


組織を動かす上で、短期間の利益を上げるために従業員を酷使したりだとか、顧客の不利益になるようなことをするだとか、そういう戒めとしてよく聞く話だけど、個人の生き方にも適用できるような話だなと。「自分は将来何がしたい?」ということにフォーカスをあてて、それに向かって突き進むのは大事なことだけど、その過程も大事な人生なので、長い目で見て後悔のないようにすることが大事だなと思った。