電子書籍のフォーマット
昨日の続き。
電子書籍はどういう形になっていくかということを考えると、その可能性を追い求めると同時に、どうやって採算をとっていくかということに突き当たる。
電子書籍ならではなインタラクティブさを実装しつつ、そもそものコンテンツである文章を書く。これらを全てを一人でつくりあげるのは、ごく限られた人間にしかできないげいとうだ。
なので、いわゆる作家はその部分をアウトソースしてやることになる。だが、本はガンラインそんなに儲かるものではないので、それを個人でやるのはきびしいだろう。
ここで出版社の出番がまわってくる。これまでも製本や流通のところは出版社が引き受けていた訳だから、それがアプリ開発に変わるだけだ。これまで町の製本工場にまわってきた仕事が、ソフトウェアハウスにまわっていくところがかわるだけだ。
こういう流れで、電子書籍にまつわるエコシステムは、激変を伴わずに静かに進んで行くのではないだろうか。
※ いくつか全く新しいビジネスモデルもでてくるが、全体としては徐々に置き換わりが進んでいくというイメージ。