仕事


昨日のつづき。


「お金」をどうとらえるか、
それは地域(国)によって、時代によって異なる。
貨幣のデザインにそれをみたような気がした。


と、考えると
「仕事」のミームも結構ちがう。


シエスタが存在するヨーロッパと日本では大きく違うように、
国をまたぐと結構大きな違いが存在する。


ただ日本の中でも、時代によって結構違うなということ。
かなり細部で、おそらく技術革新の時代にそれは変わるなということを思う。



「休日」の概念。
この概念も、仕事をどうとらえているかのミームの表現型だ。


どこかで聞いたか読んだ話だが、
江戸時代は「休日」というものはほとんどなかった。
正月とお盆くらい。それいがいは、ずっと働いていたのだ。


「暦」が存在していたが、曜日が存在しなかったのかもしれない。
だが当時の人間がみな、ずーっとはたらくことを当たり前とみなしていたのだ。


月〜日という曜日の概念が、日本の歴史にいつ入ってきたのか
知らないので確証は無いが、
明治維新後に西洋から曜日、休日といった「概念」が入ってきた。


その後、工業立国の過程では日本はずっと週休一日だったと聞いたことがある。
それが、高度成長期、生産性が急向上した時期に、
週休二日でも同じだけのアウトプットが出せるよう生産性を上げよう、
ということで週休二日が導入された。



この時期には、
「仕事」のミームは、生産性という技術革新の影響を受けて変質したといえる。
明治維新産業革命の時代だ。きっと技術が「仕事」ミームに与えた影響は大きいだろう。


と、考えると現在の情報技術革命も
きっと「仕事」ミームを変質させているのだろう。
とりあえず、週休3日になっていくような気がする。
技術革新は生産性が上げ続け、
結果として「モノ」の価値が下がっていくと、
消費の主役は休日に使うサービスやエンターテイメントということになっていくだろう。


最近「仕事とは?」ということを考えていた結果、
こんなことを考えた。