ウェブの分身はやっぱりまとめてほしい

セカンドライフの話題は最近 あまり聞かなくなってしまったけど、それに準ずるようなサービスが後を絶たないのは、そういう要望があるからなんだと思う。
SmallWorldsのもたらすWeb 2.0世界の3D世界 - TechCrunch

SmallWorldsは、YouTubeFlickr、および数多くのWeb 2.0サービスを統合し、ブラウザ上に無料で3D仮想空間を構築する。

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そういう、というのは、(少なくとも僕にとっては)自分が登録しているいくつかのウェブサービスの入り口を一つにしてほしいということ。SNSでもblogでの、アカウントをもっているだけというサービスはたくさんあるけど、実際使っているのは各分野で1つだけだ。それもできる限り減らせるようにしたいと考えてしまう。見るだけならまだしも、ここのサービスそれぞれに対しての登録にかかるコストはバカにならないからだ。
それは OpenSocialGoogle が狙っていたり、FaceBookが狙っていたり(新デザインには「Facebook OS」のヒントがいっぱい - TechCrunch)するのだと思うのだけど、それ以外にも色々な取り組みがされているのだなと。


これが目に止まったのは、画面イメージが面白いなと思ったから。YouTubeがテレビ画面に映ってたり、ラジカセがあったり(Pandoraとかじゃないかなと)。API的には各サービスを統合することはできるのだと思うけど、そこからとれて来た情報をどういう形で提供するか。やはりユーザーインターフェースが勝負になるんだと思う。たくさんのサイトからとれて来た情報を文字列でズバーと表示しまくるというのは、あまり魅力的じゃない気がする。情報過多になる気がする。その辺をベタにやると iGoogle みたいな形になる気がしてる(まぁ、iGoogleは機能的なのでわりと使ってるのですが。。。)


だから、このテレビやラジオといった UI は面白いなと。
「自分の部屋」っていう概念も。「部屋」という制約があった方が、取っ付きやすいと思う。セカンドライフは何でもできてしまうから、何をしていいか分からなかった。そういう意図を感じる。
テレビについても、チャンネルを変えたら、YouTube になったり、ニコ動になったり、Gyaoになったりすればいいんだと思う。「情報を見せない」というUIが最近は気に入ってる。個人的な感覚だけど、テレビが何十年も変わらない(マルチウィンドウとかあったけど、あまり定着してない)ことからも、フツウの人はそういう感覚なんじゃないかなと。



まぁ、最終的にどこがやるのかは分からないのだけど、こういうウェブ統合サービスはほしいですね、早く。それによって今使っていないウェブサービスも使う機会がでてくるかもしれないので、各ウェブサービス社は、応援をしてもらいたいと思う。まぁ、でも一人の人間がウェブに費やす時間というのは限られているので、やはり各サービスはこういう統合を望んでないんだろうけど。。。