未使用公的データの流通

最終的には何に繋がるのか。
Google Public Data Explorer

今日かなり話題になっていましたが、この試みは素晴らしいと思います。
皆がその存在に気づいていないが故に利用されていない無料/公的な情報を、ウェブ上で公開して誰もが無料でアクセス出来るようにするということは、Google だからこそできる社会への大きな貢献だと思います。これはGoogleブックサーチの懸念について語られたシンポジウムの中でも、公益に叶うこととして取り上げられていました。


同様に経産省がPDFで作成している書類も、ちゃんと探してみると使えるものが多い。コンサルティング会社などに外注しているのかもしれませんが、結構クオリティが高いものがあります。が、いかんせん知られていないし、とても探しづらい。こういった公的情報がどんどん使いやすくなっていくと、社会科学や経済学の研究などは進むかもしれません。ブログを書く時に、ちょっとした思いつきについての数字の裏付け調査なんかもすぐできるようになって、国民の政治・経済への関心度が高まるかも、、、とまではいかないかなぁ。
ただ、これまで情報にアクセスすることができずに分析ができなかった人たちが、より深い分析ができるようになるということは、社会にとって有益なことだと思います。