情報の発信者と受信者

ソーシャルメディア」といっても序列は変わらない
SNSユーザーの多数派は「見るだけ」で「テレビ好き」 « WIRED.jp

Twitterユーザーの80%は、自分自身がどの程度積極的に投稿しているかに関わらず、より活発なTwitterユーザーをフォローしている。実際、ほぼ半数のユーザーは、フォローされている人数よりもより多くのユーザーをフォローしている。

これは平均的なソーシャルメディア・ユーザーについての直観とは相いれない結果かもしれないが、米Hitwise社の最新データによると、Facebookユーザーは特に、インターネット専門のサイトよりも、(『Wall Street Journal』紙や『New York Times』紙といった)活字メディアの放送やウェブサイトを好む傾向があるという。

やはりいくらインフラが整っても、情報を発信する側と受ける側とに分かれる。
不特定多数の人に対して情報を発信することができないような人が、受信者同士で(内輪で)話しあう便利なインフラになっている。そういう意味でのクローズドなソーシャルメディアが、やはり大多数なのだということにも読めた。このクローズドなコミュニケーションが、ソーシャルメディアというインフラによって誰からも見ることができるようになったので、それを分析することでこれまで得ることができなかった潜在的なニーズなどが読み取ることができるようになるかもしれない。ということが、「ソーシャルメディア」という言葉にかけられている期待だと思う。