Google SketchUp は Second Life への布石なのか?と思った

この記事を読んで、そんなことを思った。

Sketchup に物理エンジンを追加するプラグイン

こちらでは、

SketchupGoogle Earth 上の建物を作ったりするのによく使われていますが、
このプラグインが組み込まれることで、Google Earth がまさに
Little Big Planet になるんじゃないかと、今から楽しみです。

と紹介されていますが、
そもそも Google EarthSketchup 対応になったのって、
まんま Second Life のオブジェクト作成機能でもあるのだなぁと。



GoogleEarth で Second Life 的な仮想世界をつくり出すことには、
あまりメリットはないかもしれない。
実在の地形であるということは、「有限」であるということなので。


でも、Google Earth はこれまで「静的」なものであると思っていたので、
この物理演算エンジンの導入によってそれが「動的」になると、
可能性が広がるようにも思った。


Google はどちらかというと「実世界」の情報を整理して、アクセシビリティを提供する
というところに重きを置いていると思っていたけど、
Google がつくり出す「架世界」というものも、ありえるのだなぁと。


この拡大路線というのは、結構 現実的かなぁと思う。
ちゃんとした数字はないけれど、検索キーワード的な広告収入は、
市場は十分成熟し、ある程度飽和しているようにみえるのだ。Googleのシェアは高止まりだが。


そうすると更なる拡大を求めるならば、
「架世界」への広告展開は十分にありえるなと。


C-NETに載っていた、Google戦略担当の方の
モバイル展開プレゼンでの質疑応答のヒトコマ。
Googleのモバイル戦略は「日本から世界へ発展させる」

最後に、会場からの質問で、
Googleの収益源は広告モデルですが、PCとモバイルでは広告の位置づけ違うのでは?」
という問いかけがあった。
それに対しLagerling氏は、
「PCで広告主に提供できているバリューをモバイルでも提供したい」と述べた。


この記事を読むと、Google戦略担当の方の考えはやはり確実な広告を重視しているのかなと思える。
なので、架世界広告への展開というのも、
それはそれで意外と自然な流れなのかもしれないなぁ、と思った。